とうかのブログ

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ライアー・ライアー7巻 感想 ネタバレあり

今回は今月25日にMF文庫から発売されたライアー・ライアーの7巻の感想を書いていきたいと思います。

 

感想はネタバレありで書いていくのでまだ未読という方はご注意ください。

 

 

 

ライアー・ライアー7 嘘つき転校生は偽りの正義に逆襲します。(著者:久追遥希 イラスト:konomi(きのこのみ))

 

 

 

 

 

 

「篠原緋呂斗は不正をしている。」

ヘキサグラムによりかけられた疑いにより苦戦を強いられることになった緋呂斗だったが4回戦では逆転劇を繰り広げついにSFIAの最終決戦へと駒を進める。

最終決戦は脱出ゲームを模した決闘。ヘキサグラムを筆頭とした各高校の有力者たちによる頭脳戦バトルここに開幕。

 

 

 

まずは率直な感想。やっぱり期待を裏切らない面白さ!

夏の一大イベントの最終決戦ということでそれぞれの生徒が一筋縄でいかない人物ばかり。それぞれの生徒たちが自分の利益にあうように作戦を巡らせ戦う様子は頭脳戦ならではの面白さがありました。そして今回の決闘内容が脱出ゲームだったこともあり読み手も一緒に決闘に取り組めるような感覚がありそこも今回良かったポイントです。

ゲーム設定が細かくされていたため理解するのに少し時間はかかりましたがその分ルールの穴をついた逆転劇はワクワクさせられました。

 

 

ではここからは細かく語っていきます。

 

今回はかなりの有力者が集まりましたが、最終的な構図は緋呂斗率いるメンバーVSヘキサグラムという戦いになりました。序盤にそれぞれでバチバチと火花をちらしていたからこそ最後の共闘は盛り上がりますね。

 

まずは霧谷との戦い。ここでは阿久津を含めた三人の決闘ではありましたがついに霧谷との戦いが実現されました。色付き星を2つ所有する彼との戦いはどのようなものになるかと思っていましたが今回はメインバトルとしては描かれずあくまで前哨戦として描かれていました。それでも緋呂斗と霧谷の頭の回転は間違いなくトップのもので、ルールの穴をついた二人の戦略は見ものでした。今回は霧谷の負けということで決着はつきましたが、まだまだ底が見えない実力がありそうで今後に期待したいですね。

 

 

そしてメインで描かれたヘキサグラムとの戦い。

前回の巻に引き続きとにかく戦い方は外道そのもの。ルール違反を犯さない代わりにとにかく人が嫌がることを平気でする完全なるヒールっぷり。正義を掲げるヘキサグラムのメンバーは阿久津以外はなかなかのクズの集まりで少し笑えましたね。

だからこそ最後の倍返しは爽快感が半端ない。4巻に引き続き共通の敵に対してそれぞれのメンバーが手を組み戦いました。やっぱり共闘って熱いですよね。それまで敵として戦っていた面々が仲間になった瞬間にとてつもなく頼りになる存在になる。こういう展開は王道だけど好きなんですよね~。

 

今回の戦いで見事ヘキサグラムとの戦いは無事終了しましたが、最後に大きな疑問を残すことになりましたね。阿久津雅はヘキサグラムのメンバーではない。

今まで佐伯をしたい佐伯のために行動していた彼女がいったい何を考えなんのために動いていたのか。彼女は赤星のアビリティを虚偽であると篠原に鎌をかけていたわですが、最後の展開を見ると本当に知っていた可能性も無くわないのでは?と思わされます。明らかに佐伯より実力があるだけに彼女が再び表舞台に現れた時の戦いには期待できそう。

 

 

また今回登場した不破姉妹の発言により彼らと霧谷はアルビオンという組織として動いているということが明らかになりました。アルビオンはかつて倒した倉橋が関わっている組織でもあり、彼らがなぜ緋呂斗を追い詰めようとするのか。どんな理由であれ間違いなく今後の展開に大きくかかわってくる組織なので楽しみですね。

 

 

戦いとは別になりますがヒロインズは相変わらず可愛かったですね。

まずは前回とは打って変わって完全に篠原の忠犬になった水上摩理。すみれが語ったように心からの善人で嫌な部分が一つもない。それでいて篠原にちょくちょくデれるからほんとにね。

そして個人的に好きな皆実。彼女は基本的に適当にしていますが、たまに緋呂斗を気にかけているのがたまらない。特にチームを引き抜かれたときの発言は可愛かった。ギャップがあるキャラはやっぱりいいですね~

彩園寺は言わずもがな。巻を増すことにツンよりデレが多くなっていてほんと見ていて飽きない。

 

 

夏の一大イベントを終えてひと段落ついたわけですが、次に待っているのは修学旅行。学園島ではもちろん決闘が関わってくるわけですが参加するのは2年生のみ。なんとなくわすれていたけど緋呂斗今まで先輩たちと一緒に戦っていたんですね(笑)一緒に挑めるのが白雪しかいないというなかなかのピンチにどのように立ち向かうのか。

そして最後に登場した更紗本人。いよいよ彼女が登場しました。ライアー・ライアーにおいてかなりキーになる人物が動き出しそうなので次の巻が待ちきれないですね。

 

 

それでは今回はこの辺で。

最後まで読んで下さったかたありがとうございます。