とうかのブログ

気ままにラノベ、アニメ、漫画等の紹介、感想などを書いていきます

ライアー・ライアー⑤ 感想 ネタバレあり

 どうも、とうかです。いいペースでラノベのほう読めています。今回の感想も引き続きライアー・ライアーについて書いていきます。

 

 感想のほうはネタバレを含んで書いていきますので、まだ未読の方はご注意ください。

 

 

 

 

 

ライアー・ライアー⑤ 嘘つき転校生は運命の幼なじみに試されています。(著者:久追遥希 イラスト:konomi)

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回のライアー・ライアーは、4巻の白熱のアストラルとは一転、ちょっとしたお休み会でした。お休みといっても、決闘をまったく行わないというわけではなく、ちゃんとライアー・ライアーの良さは健在です。

 

 メインで扱われたのは<ディアスクリプト>。星を失わないという特殊なゲームで、管理者が考えたオーダーに対して、彩園寺と緋呂斗が奔走するといった内容。デメリットはなく、報酬としては椎名が持っていた紫の星と「管理者に面会する権利」。ここにきていよいよ緋呂斗がこの学園島に来た理由である幼馴染の話がでてきました。結論から言えば今回に明らかにはならなかったですが、それでも大事な情報がいくつか明らかになる回だったと思います。

 

 

 

 ではでは、いくつか個人的な見どころを挙げて細かく語っていきますね。

 

 

 まずはなんといってもそれぞれの生徒の覚醒ですかね。

 

 <ディアスクリプト>では、緋呂斗と彩園寺がオーダーをクリアする中で何人かの生徒と接触しています。限定スイーツをめぐったミニ決闘では枢木と藤代。疑似ダブルデートでは浅宮と榎本のコンビ。皆実の依頼の時には、本人も含め霧谷と久我崎。

 

 彼らとの接触を通し、どの生徒も少なからず影響を受けてましたね。特に期待すべきは皆実と霧谷の2人かな。皆実はアストラルの時にその実力の片りんを見せていたわけですが、その実態は中学までこの学校を模倣した本土の学校でなんと<無敗>という成績をたたき出していた生徒。高校に入ってからは目立つことを嫌い手を抜いていたみたいですが、今回の決闘で本気で戦いそれでも負けた悔しさを感じていました。彼女が本気を出して勝利を目指したとき、確実に緋呂斗に立ちふさがる大きな壁になってくれそうです。

 

 霧谷のほうは、アストラルでも圧倒的な強敵感があったわけですが、さらに皆実が持っていた<灰色の星>を手に入れていたことが明らかになりました。緋呂斗との接触でひと悶着あると思っていましたが、今回は特に何をするわけでもなく引いています。ここで彼が語った夏の大型イベントは次の6巻で描かれるのかな。とにもかくにも霧谷のほうもここから活躍してくれるのは間違いないと思います。

 

 またこの5巻では、単に覚醒しただけでなくアストラルでは見られなかったキャラたちの一面もみられましたね。枢木とかはもう別人でしょ(笑)枢木のツイートはめちゃくちゃ笑いました(笑)

 

 

 

 

  生徒の成長という面もよかったけど、ラブコメのほうも大満足!

 

 お休み会ということでラブコメ要素がたくさんあったわけですが、ダブルデートは浅宮と榎本のカップルにおなかいっぱい(笑)私的にこのコンビはアストラルの時にみてから大好きな2人なのでまた見たいとは思っていたわけなんですが、まさかこんなはやくに見られるとは。

 

 とにかく浅宮が可愛くて仕方ない!ツンデレキャラで登場したけどもはやデレ要素が多すぎでは?(笑)konomi先生の挿絵イラストもめちゃくちゃよかったです。

 

 榎本が浅宮の服を選んでいた場面もこの巻のお気に入りです。ずっと見ているからこそ浅宮が1番に合う服が分かっちゃう榎本。いいですね~

 それにしても榎本すごすぎでしたね。緋呂斗が何をやっているかは探らないけど、自分にやってほしいことをしれっとやってくれる。さすが千里眼

 

 

 

 話はかわって今回のキー人物である管理者。

 

 今回の騒動の主犯は最後に分かったわけですが、まさかの緋呂斗の姉でした。途中から幼馴染ではないと思っていたけど、まさか身内だとは思いませんでした。緋呂斗の姉は英明の黄金世代の奇跡の7つ星の生徒で、今は学園島の管理者だとか。こんな姉を持っていたらたしかに緋呂斗の能力にもうなずけます。

 

 そんな彼女は夏の大型イベントのこと、そこで白熱の決闘をみたいがために各生徒とたきつけるような今回の騒動をおこしたことなど語ってくれました。彼女の発言からも次のイベントは間違いなくバチバチの決闘が見られそうですね!

 

 また最後に語られた緋呂斗は幼馴染と再会しているという発言。緋呂斗の10年前から幼馴染と会えてなかったという発言と彩園寺や白雪の2年生までは本土にいたという発言から、おそらくですがこの二人のどちらかが幼馴染ということっぽいですね。もしかすると緋呂斗に彩園寺が負けた理由もここに絡んでくるかも。

 

 ほかにも観覧車のなかで緋呂斗が疑問に感じていた「軟禁」や「連れ出す」という彩園寺と白雪の発言。こちらも今後どういった風に回収されるのかほんとに楽しみ。

 

 

 

 最後になりますが、今回の5巻は比較的ゆっくりよめる内容でしたが、それでも今後を期待させてくれるたいへん面白い内容になっていました。今月発売の6巻にも無事間に合ったので後は発売を待つだけ!

 

 

 

 

 長くなってしまいましたが、最後まで読んでくれたかた、ありがとうございました。