とうかのブログ

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声優ラジオのウラオモテ3巻 感想 ネタバレあり

どうも、とうかです。今回は声優ラジオの3巻の感想を書いていきますね。

 

今回もネタバレありで書いていくので未読の方はご注意ください。

 

 

 

声優ラジオのウラオモテ♯03 夕陽とやすみは突き抜けたい?(著者:二月公 イラスト:さばみぞれ)

 

 

 

 

今回は今までの2巻とは違い、声優活動外で起こるアクシデントではなく、声優の仕事による苦労が描かれていた巻でした。

 

やすみがスタジオ現場で打ちのめながらも仕事に熱心に取り組む姿はかなり心動かされました。どれだけ努力してもオッケーがでない。周りの憧れの先輩たちをまたせることで感じるプレッシャー。そしてライバルである夕陽が主役を張って演じているのに、自分だけがうまくいかない劣等感。先が見えないけれど努力し努力し努力し続ける姿に本当に感動しました。

ライバルであり絶対に負けたくない相手であった夕陽に対して頭をさげて教えを乞う姿はまさにプロ。

自分の矜持を守るだけの実力が今の自分にはないと判断したときのやすみの気持ちを考えると心に来ますね。

やすみが最高の演技をしたときは、現場の雰囲気がこちらにも伝わってくるのではと思わされるくらい心がざわつきました。

 

 

やすみの魅力は人との関係を築けることにあり、自分の成長のためにいろいんな人に教えを乞うことができる。そして教えてもらったアドバイスは全部記憶しているのがやすみの仕事に対する覚悟みたいなのが感じられました。

現場の人と築いた関係により、居残りまで先輩たちが残ってくれた場面はとても心温まるものでした。

 

 

 

前回から登場しためくるはめちゃくちゃキャラ立ちしてましたね(笑)乙女との焼肉のところは本当に笑いました(笑)

憧れの人と隣で同じ時間を過ごせたら確かにああなる(笑)

 

 

 

この巻の最後で夕陽とやすみがラジオの中でお互いのいいところを言い合ってるのよかったですね。めくると乙女との話でもあったように、ライバルと意識しているからこそお互いの1番の理解者である。

特に夕陽がやすみのいいところで人間関係をつくるのが上手というところを挙げていたのが良かったです。彼女の強いところをわかってあげてるところがたまらない。

 

 

 

今までの話に比べて実力という壁に悩まされる仕事という面が濃く描かれた話で、声優の明るいところではなく大変なところが全面的に描かれていたわけですが、リアルだからこそ面白い。困難に立ち向かう姿はやっぱり勇気づけられますね。

 

次の巻では一皮むけたやすみと夕陽がどのようなことをするのか。楽しみに待っています。

 

 

 

最後まで読んでくださった方ありがとうございました。