とうかのブログ

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ようこそ実力史上主義の教室へ 2年生編3 感想 ネタバレあり

 どうも、とうかです。今回は待ちに待ったよう実の3巻を読み終わりましたのでそちらの方の感想の方を上げていきたいと思います。

 今回の感想もネタバレを含んで書いていきますので、まだ未読という方はご遠慮ください。

 

 

 ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編3巻(著者:衣笠彰梧 イラスト:トモセシュンサク

 

 

 

 

 

 

 今回は無人島の特別試験編の前半戦です。2巻ではこの試験に向けたグループ分け段階での動きが描かれていたわけで、いよいよ戦いの火蓋がきられたといったところでしょうか。

 今回の話もめちゃくちゃ面白かったですね!1年生の時の無人島試験とは違い全学年参加の試験ということで、それぞれのキャラたちの思惑が交錯してほんとに情報量がおおい。ここまで丁寧に描かれているのにまだまだ描かれてないキャラたちも多数いて、ほんとに2巻でたりる?というくらいでした。

 

 

 

  今回は内容を小分けにして感想のほうを書いていきますね。

 

 

 

 ではまずは試験全体の印象について。今回の試験は簡潔に言えば、課題をこなして1番点数を集めたチームが勝利といった感じです。課題内容も勉強、スポーツといったようなものに特化したものではなく、ほんとうに幅広い能力がためされる内容になっていました。また点数は課題以外にも移動により得られるものがあり、この移動ポイントを取るか取らないかの見極めも試験の大事なポイントになっているようです。

 

 試験に対してさまざまな戦略をめぐらせている生徒たちでしたが、中でも印象的なのが南雲率いる3年生のグループです。南雲のグループは現段階では1位であり、なんらかの方法をとっていることは予想できます。副会長桐山も綾小路と遭遇したときに怪しい動きを見せており、どうやら課題を3年生だけで埋めている様子。これにより3年のポイントを統制しているのかなと思います。ただここで気になってくるのが3年生は上位にも多くランクインしている中で、下位のほうにも多く3年のグループが並んでいます。こういったところも南雲の作戦の全貌を明らかにするヒントになるかもですね。

 

 

 

 次に七瀬翼について。2巻の最後で月城の刺客は七瀬であるように描かれていたわけですが、これはミスリードだったようです。七瀬はホワイトルームとは関係なく、綾小路をこの学校に送り込んでくれた松雄の子供の幼馴染。松雄の息子を慕っていた七瀬は、綾小路の逃亡により犠牲になった松雄の復讐を取るためにこの学校にきたようです。綾小路に対して復讐をして綾小路の父親を引き摺り出し、謝らせる。一人称の伏線もここでしっかり回収されました。

 七瀬の松雄の関係者説は1巻発売当初から言われていたことであり、ほんとに考察班のすごさを思い知りました(笑)よくあれだけの情報でここまでの予想を立てれたなと。

 これで刺客の候補者から外れた七瀬でしたが、これからは綾小路の協力者になるようです。

それにしても今回の巻ではほとんどの場面で七瀬が登場しており、七瀬の魅力がたくさん描かれっていました。七瀬はこれからすごい人気集めていきそう。

 

 

 

 続いてはホワイトルーム生について。七瀬は候補から外れたわけですが、まだまだ候補者は残っていて、この3巻でも1年生組はいろいろと動いてくれました。まずは天沢。この子は1巻からいろいろとかき乱している存在でしたが今回は特にヤバさが全開でした。口絵でも描かれている櫛田を殴り脅すシーン。明らかに一般生徒ではないようなオーラ。彼女は綾小路の実力も知っている様子で今のところはホワイトルーの関係者である可能性が高い気がします。

 

 椿と宇都宮の2人も今回は動きましたね。椿がcクラスのリーダーであることが明言され、宇都宮は武力行使担当。2人は他クラスのリーダーを呼び出し、そのなかで八神を脅し櫛田の情報を吐かせていました。この2人でいうと椿のほうがホワイトルーム生っぽい立ち回りかな?頭をつかって周りを動かしている様子から1年のころの綾小路を連想させられます。

 

 そして最後に八神。今回はなかなか隙みたいなものが目だったように見えましたが、逆にそれが怪しくもありましたね。他の方の感想を見て気づいたんですが、どうやら情報を椿達に話したのと櫛田との密会の日にちがずれているみたいです。このズレが何かの伏線だとするならば一気に八神の怪しさが増します。

 

 個人的には月城が把握しているホワイトルーム生は八神なのではないかなと思います。櫛田と同じ中学ということから可能性は低いかもしれませんが、1、2巻のホワイトルーム生の独白のところで月城との会話のシーンが描かれていて、そこで会話しているのが天沢や椿のイメージとは重ならないんですよね。あの2人はそもそも月城に従うということは考えにくいですし、八神が月城に従ってるふりをしながら綾小路に対する憎悪を膨らましているというほうがしっくりきます。まあ、ほんとに感覚的な意見です(笑)

 

 

 

 最後に1年生編からいたキャラたちについて少しだけ。

 

 まずは高円寺。あいつやっぱり化け物(笑)今回の試験に単独で挑んでしかも南雲たちといい勝負をしてる。しかも綾小路との綱引きでもその化け物っぷりをいかんなく発揮してくれました。この先6人グループが結成されていくと思いますが高円寺がどのように戦っていくのか楽しみです。

 また龍園と葛城のグループも少しですが描かれていました。ほんとに龍園かっこいいな。綾小路との会話が理解し合えるライバル感あってたまらない。絶対にこの2人も試験でいい成績を残すと思うので活躍に期待。

 

 よう実の人気ヒロインの軽井沢と一之瀬もちゃんと登場しましたが、2人の待遇の差が…

軽井沢は短い出番ながらも圧倒的ヒロイン力を見せつけてましたね。初キスに固まる軽井沢最高!それに対して一之瀬はcクラスに落ちたことを引きずっている様子でした。そこに追い討ちをかけるかのような月城と司馬の密会に遭遇というアクシンデント。会話の内容を誰かに話せばcクラスから退学者をだす。もうほんとに月城やり方が汚い。綾小路一之瀬を助けてあげて。他のクラスのリーダーと比べて見劣りしてしまう一之瀬ですがどうにか今後も活躍してほしい。

 

 

 

 ながながと書いてしまいましたがほんとうに面白い巻でした。安定した面白さをずっと保っている衣笠先生ほんとうにすごい。3巻の最後にはなにやら不穏な空気が漂っている挿絵があり、はやく続きが読みたい!4巻の発売はいつになるかわかりませんができるだけ把握出てくれることを願っています。

 

 それでは最後まで読んでくれた方ありがとうございます。