とうかのブログ

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14.5 感想 ネタバレあり

今回は4月に刊行された俺ガイルの14.5巻の感想を書いていきます。

俺ガイルは14巻にて堂々の完結を迎えもう続きが読むことができないと思っていたのに、Blu-ray特典の俺ガイル新であったりこの14.5巻だったりが発売されて本当にうれしいですね。

 

 

今回もネタバレありで感想を書いていくので、まだ未読という方はご注意ください。

 

 

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14.5(著者:渡航 イラスト:ぽんかん⑧)

 

 

 

 

 

それではいきますね。

 

 

14.5巻には単行本未収録のSSや八幡たちが3年生になった姿を描く完全書下ろしエピソードが入っておりファンにとって最高の一冊だったと思います。

特に今回の一冊ではメインで登場するキャラが由比ヶ浜と雪乃下ではなく、いろはすと小町でこのコンビ好きにはたまらないものとなっていたと思います。

 

 

まずは未収録SSについて。こちらのSSはなんと俺ガイルのBlu-rayアンコールプレス特典のものでまさかの豪華さに正直驚きました。

 

内容は最終巻からときがさかのぼり正月の比企谷家での一幕。小町の”義姉ちゃん”は誰になるかと話を進めていく二人の様子を描いてくれたものとなっています。

俺ガイルという作品の中でも数々の笑いと涙をくれたこの二人のエピソードはやっぱり最高でしたね。相変わらずの兄弟愛で見ててほほえましい。

 

 

そして次に描かれていたのが俺ガイルFesの朗読劇のリメイク版。読んでいるとイベントの思い出がよみがえってきてなんともエモい感じになりました。俺ガイルらしい軽快なテンポで紡がれる会話劇にはやはり笑かされますね。

 

 

続いてがいろはすとのコラボSS。これはもともと読んでいた方も多いのではないでしょうかね。小悪魔後輩いろはすの誕生日に飲料水いろはすとコラボをしその時に描かれたショートストーリ。これについては多くは語りません。やはりいろはすは最強です。

 

 

最後に描かれていたのが新規ストーリでしたね。

これは八幡たちが3年生になってひと月ほどたったころの話。

小町がつなぎとめてくれた奉仕部。八幡と小町が二人で部室にいると想像されるのは八幡たちが卒業したあとの未来。そこで連想されるのはかつて八幡が初めて奉仕部に訪れたときにみた一人の気高く美しい生徒の姿で。

 

奉仕部の今後についてを描いてくれたこのエピソードは少し切なくそれでも最後には温かい最高のストーリーだったと思います。

俺ガイルならではの時事ネタをこれでもかと盛り込んだ文章。最強の妹×最強の後輩コンビの会話劇。八幡と雪乃下のいちゃいちゃパート。そして最後には彼らの奉仕部への思い。

めちゃくちゃに笑かせてもらいましたし、きゅんきゅんさせられ、最後のほうはグッとくるところもあって最高としか言えません。八幡をはじめその他のメンバーもきっと、めんどくさく何度も間違え作り上げた今の奉仕部を大切に思っていたからこそそれが崩れた先の未来に悲観的になってしまう。彼らが紡いできた物語を見守ってきたからこそこの寂しさっていうのは痛いほど伝わってきてかなりグッときましたね。

それでも由比ヶ浜や雪乃下がいったように、いつかその先の未来でも小町のもとにもかけがえのない友人、もしかしたら恋人ができて再び美しいほどの青春を送ってくれるかもしれません。正直由比ヶ浜の微笑にはいろはすと同じく泣きそうになりました。ガハマさん最高です。

いろはすいろはすお米ちゃんのことをなんだかんだ心配しいつも隣にいてあげてるのがいいですね。八幡たちがいなくなった寂しさも二人で乗り越えてくれるでしょう。

 

 

この先彼らが卒業をし奉仕部という部活がなくなってしまっても、今まで歩んできたかけがえのない思い出はしっかりと彼らそして読者の人たちにも刻まれていて忘れることはないでしょう。

俺ガイルという作品は完結を迎えてもなおまだいろいろとやってくれそうなので楽しみですね。大好きな作品をこれから先も応援し続けたいと思います。

 

 

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました。