とうかのブログ

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現実でラブコメできないとだれが決めた?2巻 感想 ネタバレあり

どうも、とうかです。今回はラブダメの2巻を読み終えたのでそちらの感想のほうを書いていきます。

今回もネタバレありで感想を語っていくので、まだ未読というかたはご注意ください。

 

 

 

 

現実でラブコメできないとだれが決めた?2(著者:初鹿野創 イラスト:椎名くろ)

 

 

 

 

 

 

こちらの作品はこのらの2021!にて新作部門で第10位の成績を収めた作品で、私自身も1巻発売からかなりはまった作品です。

ラブダメはガガガ文庫らしい青春ものの作品なんですが、チラムネや弱キャラ友崎くん、俺ガイルとは違い、主人公の長坂耕平が現実をラブコメにするために奔走するというかなり変わった作風になっています。ほかの作品では意図せずして起きるイベントや何気ないやり取りのなかで結ばれる関係。しかしこの作品ではすべてが主人公が青春イベントになるように計画する。ほんとにぶっ飛んだ主人公だと思います(笑)

 

主人公の違ったベクトルに突き抜けた性格はあほらしいけどどこか憎めず、荒唐無稽なことをまじめにやるから応援したくなる。どこか某冴えないヒロインの主人公を彷彿させる熱意が個人的にはウケましたね。

 

 

ではこっからは2巻の感想のほうを。

 

メインヒロインの清里芽衣の裏の顔が見られたところで終わった前回から続いて、今回の話のメインは「地域清掃ボランティア」。耕平はこのイベントを通して友達メンバーとの仲を深めるとともにクラスをラブコメの雰囲気に持っていこうとする。しかしそんな耕平の動きをよく思わない人もいて……

 

 

今回は勝沼がメインの物語でした。

彼女の過去、常葉との関係、そして彼女自身の強さ。1巻ではよくいるギャルのような印象でしたが今回の巻でがらっと印象が変わりました。2巻では常葉との関係が特に描写されていたわけですが、まさかはとことは。

自分が気の許せた相手がどこか遠くにいってしまい、それでもずっとそこにいたいと考え今までに出会ってきた強者の真似をしてきた。しかしどれだけ強者のふりをまねても結局のところ失敗してうまくいかない。

彼女は彼女なりのやり方で必死に自分の居場所を守ろうとして常葉を追っていたようですね。そんな彼女の汚いあがきを耕平が認めてくれたのは彼女にとって大きな救いになったのかな。

 

最後の勝沼の表情はどうやってもヒロイン級の可愛さ。これから耕平にどのようにアプローチをしていくのか楽しみしかないです。

 

 

 

そして勝沼がいろいろと動いていたのは清里芽衣のしわざということがわかりましたね。前回の上野原との会話で裏でなにかをしていることはわかっていましたが、なかなか闇が深そう。また今回は常葉にもなにか吹き込んでいた様子。常葉も清里と同じように普通を望むタイプの人で利害が一致したのか、それとも勝沼と同じようにあやつられているのか。どちらにせよ、常葉かなり好きだったからかなりの衝撃だったな……

 

耕平が作った友達グループがはやくも怪しい雰囲気ですね(笑)

 

 

 

上野原は前回に比べておもてだった動きは見せませんでした。どちらかと言えば清里を警戒していろいろと策を練っている様子。主人公が単純でいい意味でバカなぶん、上野原が裏でサポートしていくっていう関係が最高です!

情報収集能力も周りを観察する動きももはや本家を超えてきる(笑)

 

上野原が今後、耕平がいろいろやっている裏でどう動いてくのか本当に楽しみです。

 

 

 

あとは気になる点は鳥沢と日野春幸の関係でしょうか。同じ中学出身で面識があるというだけじゃなさそうですよね。幸が高校で生徒会長に立候補するのに乗る気でないこと。奉仕活動中心的な根っからのいい人でもなさそうな点。そして鳥沢が語った相変わらず変わらないといった内容がどのように回収されるのか気になります。

 

 

 

全体として耕平のとんでも行動に笑わせられながら、その裏で繰り広げられている駆け引きにどきどきさせられる。個人的にこういったところがこの作品の魅力なのかなと思います。

今回出てきた新キャラたちもいいやつが多くて今後の活躍に期待ですね。(個人的には井出がなかなか好きなキャラかも。)

 

耕平のラブコメ計画の裏で動く、普通を望む人たちの妨害。今後どのように物語が動いていくのか楽しみに待っています!3巻はやく読みたいです!

 

 

最後まで読んでくださった方ありがとうございます。