とうかのブログ

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スパイ教室《忘我》のアネット 読了 感想 ネタバレあり

 どうも、とうかです。今回はスパイ教室の最新刊を遅くなりましたが読み終わりましたので感想のほうを書いていきたいと思います。

 

 内容のほうに触れながら感想を書いていくので、まだ未読のかたはご遠慮ください。

 

 

※ネタバレあり

 

 

 

 

 スパイ教室03《忘我》のアネット(著者:竹町 イラスト:トマリ)

 

 

 

 

 まずは簡単にあらすじのほうから。3巻では対屍の先発メンバーが失踪してしまった!というところから始まります。リリィたちが屋敷に帰ると、ほかの4人のメンバーが帰還予定の日に戻ってこず、連絡も途絶えていることを知る。基地のリリィの部屋は半壊状態で……四人を探すべく、クラウスとリリィは彼女たちの休暇地へと赴く。

 一方そのころ失踪したティア、モニカ、エルナ、アネットは、とある人物との出会いにより新たな事件に巻き込まれていた。

 

 

 3巻では、前の巻に描かれなかった4人のメンバーの活躍を中心に描かれていました。正直、対屍戦のことを描いてくれるのかと思っていましたが、そちらのほうはなんの問題もなく終わっていたようです。1巻から続けて第3巻目のお話でしたが、いかにもスパイ教室らしい内容でした。ミスリードを誘いつつ、最後の最後で種明かし。こういった作品は秘密がわかったときの高揚感みたいなものがあり個人的にすごく楽しめました。

 

ではここからは個人的に印象に残っていることについて少し語っていきます。

 まずはモニカのスパイとしての才能が恐ろしすぎる……今回の巻で個人的にはモニカの株が上がりましたね。(恋愛が弱みという設定はうーんとなりましたが(笑))モニカの圧倒的な実力。スパイとしての残忍さ。そして状況を把握する能力。彼女の能力は精密機械並みの演算能力ということでいいのでしょうかね。ほんとうにこんなに頼れる子いるのかってくらいにかっこよかった。今後も作戦成功のカギを大きく握る活躍をしてくれることに期待。

 

 また今回の話で今までの印象が一転したのがアネットでした。つかみどころのない無邪気な少女だと思っていましたが、この8人のメンバーの中で唯一残忍な選択を下すことができる少女。最後のクラウスとの会話のシーンは鳥肌でした。4人のメンバーのなかですべてを見透かせていたのはアネットとモニカという二人。ほんと末恐ろしい少女…… またアネットは3巻では工作の天才ということを証明するように能力をたくさん披露してくれました。水道に爆発しかける工作とかほんと誰得な仕掛けだよ(笑)

 

 

 最後に、3巻まででそれぞれのメンバーの能力がある程度わかり、ここからが本番という感じです。蛇のメンバーの1人とも遭遇し、いよいよ灯のメンバー全員のミッションが見られると思うと本当に楽しみです。4巻楽しみに待っています!