この素晴らしい世界に祝福を!17巻 感想 ※ネタばれあり!
最初からネタバレありで書いていますので未読の方は気を付けてください。
○あらすじ
今回は前回のアクアの家出騒動の続きで、かずま達の魔王城攻略が物語の中心でした。かずまからのプレゼントのマタナイト鉱石を大量にもらっためぐみんが爆裂魔法をぶっぱし魔王城の結界をついに破壊。魔王城の中に侵入することに成功したかずまたちが暴れまわります。あの手この手で魔王軍を翻弄し、かずまは無事世界を救うことができるのか!?
○感想
今回は魔王戦までで前半パート、魔王戦からを後半パートとして感想を書いていきます。
・前半パート(魔王城侵入)
かずまからもらったマタナイト鉱石で世界1の魔法使いである魔王軍の門番は一蹴。名乗らせることさえさせませんでした(笑)かずまからもらったプレゼントを大事にするめぐみんかわいいかった!
また見え見えの罠にかかりに行くかずまさん(笑)そしてそこでのアクアとの合流。ほんとに二人は相性がぴったりで笑えました。魔王城にはいって最後の戦いだったのでかっこいい展開を見せてくれると思いきや!安定のかずまさんとアクアペアでした。声真似によるだまし討ち、魔王軍に変装して後ろから毒殺。本当にせこい(笑)これぞクズマの戦いでした。
アクアとも合流し目的を達成したかずまはこのまま帰ることを提案。かずまの提案にアクアも賛成し一時撤退するかと思われましたが、アクアを思うと引っ掛かりを覚えるかずま。アクアを天界に返すことを優先して魔王討伐を決意します。そうなることをはじめから理解していたようなめぐみんとダクネスの2人。パーティーのきずなの深さを見せつけられました。そしてかずまさんツンデレ!やるときはやる男かずまイケメンすぎです。
・後半パート
魔王相手にダクネスをはじめ、ゆんゆん、ミツルギが大健闘しますが徐々に押され始めてしまいます。そしてかずまさんの秘策、潜伏スキルの失敗からのまさかの死亡。作戦では撤退する手はずでしたが、めぐみんダクネスともに怒りの反撃。一方死後の世界にてエリスがアクアが生き返らせることを前提にバフをかけてくれます。最弱職のかずまさんの死に怒る仲間たち、かずまさんを信じるエリス、そして約束を破ってまでもかずまを生き返らせるアクア。このメンバーが全員かずまを信頼し大切にしていることが伝わってくるシーンでグッときました。
そしてかずまさんVS魔王の1対1の勝負。魔王をあおりながらも時間をしっかり稼いで戦うかずまさん。テレポートもかっこよかったけど最後の爆裂魔法は完全に鳥肌立ちました。ほんとにかずまさんかっこよすぎる。あのだめだめのかずまさんはどこへやら。ただのイケメン主人公になってました。
死後の世界でのアクアの涙は思わず読んでるこちらも涙が出ました。いつもふざけてるアクアが本気でかずまのために流す涙は二人の関係のすべてだったのかなと思います。
○まとめ
このすばはアニメから入ったのですが、原作の最後までほんとうに楽しませてもらいました。17巻はこのすばの世界のすべてを詰め込んだ最高の1巻だったと思います。